Microsoft Excelによる電子カルテテンプレート定義表


2014/6/13

職場の Web問診票システムの仕様決定のために、私が富士通の電子カルテテンプレートの機能から必要最小限の機能を選んだのですが、動作確認などのため、個人的にExcel定義表からテンプレートのソースファイルを生成するしくみをExcel上で作ってきました。改良を加えたところ、思いの外完成度が上がり、他の施設でもテンプレート作成の補助に使ってもらえるのではないかと思えましたので、このたび公開することにしました。

基本的に事後のサポートはしませんので、自己責任でお使いください。

現状でのご提供になりますので、今後の機能追加や不具合修正はベストエフォートとなります。

以下、概要を説明します。

1)作りたいテンプレートの内容を、Excel定義表に記述します。その記述規則はルール.docxファイルに書いています。

※黄色い背景のセルは別シートのリストから選択できるように作っていますが、Excel2007では別シートからのリスト選択が動作しないようです。

2)定義表のすべてのセルを、Excel計算表のAからO列にペーストします。PからAA列が計算する部分で、この行を必要なだけ下方向に複写します。

3)計算表のP列の1行目から「エラー」になる行の上までをコピーしてメモ帳などにペーストし、aaaaa.xtmというファイル名で保存します。これがテンプレートのソースファイルになります。最低限の部品配置などは自動で行いますが、これをもとに、テンプレートビルダーなどで画面表示やブラウザ展開を調節できます。

今回公開すのは、サンプルの定義表定義表のルール計算表解説資料です。解説資料は、システムスクエア社につくってもらったWeb問診票に関連する記述も含んでいます。余計かもしれませんがご了承ください。

 


奥多摩研究所 上級主席特任研究員 山野辺裕二